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日本A2ミルク協会 総会開催のご報告

令和3年4月28日。
一般社団法人日本A2ミルク協会、第一回総会をオンラインにて開催致しました。
当日の出席者数は29名。
議決権のある16名の正会員のうち10名の参加があったため総会成立致しました。
総会決議に際しては、賛成多数により本総会の内容が承認されましたことを併せてご報告致します。

★本会の目的

日本A2ミルク協会は、生産者(酪農家)、乳業メーカー等の関係者、消費者、研究機関、大学等の関係者を集めての情報交換の場とし、また、専門的な知見をもとに「A2ミルクの正しい情報の普及活動を目的」として設立いたしました。

現在、日本国内ではA2ミルクに関する情報が全くと言ってよいほどありません。
そこで、A2ミルクに関して研究が進んでいるニュージーランドから、キース・ウッドフォード教授(リンカーン大学農業経営学科 名誉教授)を特別顧問として招きました。
論文研究に関してはキース教授の著書「Devil in the Milk」の日本語訳/出版を目指すと同時に、日本国内でも東京農業大学・庫本高志教授との共同研究を進めて参ります。
これにより、A2ミルクの情報を「正しく整理し、正しく伝える」ことを目指します。

2021年度の活動目標は下記2点です。
・キース教授の講義、海外論文から、A2ミルクに関しての基本的なエビデンス、理論、歴史、商業的成功事例を学び、日本におけるA2ミルク普及のための情報を整理し、正しく情報を伝達する基礎を作る。
・A2ミルクの遺伝子、乳中β―カゼインの検査体制を確立し、日本におけるA2ミルクの標準を設定し、消費者保護を目的とした認証制度を確立する

★各理事の紹介と協会体制について

総会で決議された、日本A2ミルク協会の理事および構成は下記の通りです。
・代表理事 藤井 雄一郎
・理事   松村 孟
・理事   細野 淳
・特別顧問 キース ウッドフォード教授(リンカーン大学/ニュージーランド)
・共同研究 庫本 高志教授(東京農業大学/日本)

理事以下、
・学術会員/有識者会員/関連企業会員/生産者会員(議決権有り/正会員)
・顧問/事務局/一般会員/プレス会員(議決権無し)

本年度の活動は、日本A2ミルク協会の基盤を作る特に大事な時期になります。
各理事も「協会活動の拡散前にA2ミルクの基本理論の構築の重要性」を優先的に考えており、そのため正会員入会資格に一定の条件を設けたため会員数が限定的になりました。

とは言え松村理事も冒頭の挨拶で「A2ミルクは我々も参入したばかり。みんなと大きな差はなく足並みをそろえて一緒に勉強していきたい」と述べており、細野理事も「正確で有益な情報を届ける事で業界全体に貢献したい」と今後の活動に積極的です。
直近は全国展開に向けた準備期間として、しっかりと足元を固める活動を重点的に行っていきます。

★今後の主な活動計画について

中期目標として以下の3点を計画しています。
・2021年:A2ミルクの基本的な情報の収集、勉強会、認証制度の検討、開始
・2022年:A2ミルクについての情報発信、書籍出版、テストマーケティング、日本におけるエビデンスづくり
・2023年:本格的な販売開始、動画配信、マスコミ対策

2021年度の勉強会に関しては、キース教授の講義を予定しています。
(但し、内容が畜産のみならず医療系の内容など多岐に渡るため、難解な講義になります。質疑応答も専門家の翻訳サポートをつけ、誤訳などが起きないよう慎重に進める必要があるため対象者を正会員以上に限定します。)

その他では、先進事例及び会員企業の取材及びホームページ掲載、メルマガの発行、SNS更新を行い、各会員との情報交換/共有を進めていきます。
本来であれば、総会だけでなく定期的に会員同士が集える場を設けたいところですが…。
新型コロナウイルス感染拡大防止の時勢もあるため、状況を見ながらの判断とさせてください。

★サンプルの検査体制について

総会に先立ち、代表理事が社長を務める藤井牧場の「A2牛群(全頭遺伝子検査済みでA2を確認) 4/5出荷分牛乳」をサンプルに試験的な検査を実施。
事務局担当(片山獣医師)を通し、「ユーロフィン・フードアンドプロダクト・テスティング株式会社(本社:ルクセンブルグ)のアメリカ研究所でA1βカゼイン及びA2βカゼインの分量の検査を行いました。

今回のエライザ法とMS法の2種の検査結果を確認したところ、エライザ法では、A1βカゼインが検出限界以下となりましたが、MS法では、0.095%のA1βカゼインが検出されるという結果になりました。

検出限界はエライザ法のほうがより低い値となるため、矛盾した結果になっています。
キース教授も「1%以下の誤差的な反応はある」としながらも、これが誤差の範囲なのか?混入なのか?現段階では明確にはなっていないため、検証を進めています。

この点に関して藤井代表理事も「やってみたからわかったこと」と前向きに受け止め、課題解決に意欲的です。
最終的には消費者の信頼を得るため、A2ミルク協会としての標準作りのための検査の継続と議論を進めていきたいと考えています。

★質疑応答

主な質疑内容として
・現在のA2生産量の見通し、販売体制、農協との関係性
・商標/ロゴについて、A2ミルクカンパニー(ニュージーランド)との関係性
・既存の乳製品との関係性
などが挙げられました。
応答に関しては、現段階では明言できないものが多くありましたが、共通して言える点として「オールジャパンで取り組み、みんなで知恵を出し合い問題を共有し、解決していく」ことが言えます。
皆で知恵を出し合う事でわからないことや問題点を明確にすることができます。
明確になった課題を元に、A2ミルクに関し先駆的に活動をしている事業所や有識者へのインタビューなどを行い、問題の解決策を協会内で共有していきます。

★総会を終えて

本総会が無事に開催できたこと。
議事進行も滞りなく行え、賛成多数で総会を終えることが出来たことを重ねてお礼申し上げます。
これも、会員皆様のご協力があってこそ実現することができた内容です。

日本A2ミルク協会も立ち上げたばかりで、まだまだ手探りで情報を集め活動を行っています。
これからも建設的な議論を戦わせながら、よりよい協会運営を行えるよう努力をしてまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。

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会員区分
一般会員

権限範囲

情報の開示、セミナーへの参加資格
関連企業会員/生産者会員

権限範囲

情報の開示、定期的な勉強会の参加資格(オンライン)
学術会員/有識者会員
(勉強会での情報提供)

権限範囲

情報の開示、定期的な勉強会の参加資格(オンライン)
理事会員

権限範囲

情報の開示、共同研究、協会運営
※理事会員は新規会員申込フォームからの申込受付はしておりません。
※入会時に入会金・年会費が必要となります。お申込みいただいた際は費用について別途ご連絡いたします。
※当協会の定める起算日は6月1日となります。
次年度からの年会費は入会日に関わらず、毎年6月1日に徴収のご連絡をいたします。