2025/01/06
新年のご挨拶
「A2ミルク さらなる飛躍の年に向けて」
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平素より一般社団法人日本A2ミルク協会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年2024年は、私たちにとってまさに「A2ミルク元年」という大きな節目でした。2月に念願の「A2ミルク認証制度」をスタートさせ、3月1日には協会ブランドによる「A2協会牛乳」の発売を開始。さらに、わずか9か月で北海道、東北、関東、中部、関西、九州の合計1200店舗にまで流通を拡大することができました。こうした成果は、皆様からの温かいご支援と、全国の生産者や流通関係者との連携によって実現したものであり、改めて深く感謝申し上げます。
2025年は、これまでに築いてきたA2ミルクの基盤をさらに強固にしつつ、新たなステージへと踏み出す重要な一年になると考えております。まず、2月には「A2ミルクシンポジウム」の開催を予定しております。これは、研究者や生産者、流通業者、そして消費者の皆様を交え、最新の知見や事例を共有する場にしたいと考えています。A2ミルクのもつ可能性や価値を改めて振り返り、今後の発展に向けた具体策を一緒に模索する機会となるでしょう。
また、6次産業化でA2ミルクの生産に取り組んでいる生産者の皆様にとって、より使いやすい認証制度を構築する検討にも着手いたします。現場の声をしっかりと取り入れることで、より多くの生産者が参画しやすい仕組みを築き、A2ミルクの品質と信頼をさらに高めてまいりたいと考えております。これにより、地域の活性化にも寄与しつつ、A2ミルクの普及を後押ししていくことが当協会の使命です。
私たちは、A2ミルクが単なる「新しい牛乳」ではなく、食と健康の観点から多くの方に選択肢を広げる存在になると確信しています。そのためには、安全性と品質を最優先に、認証制度の運用・改善を続けるとともに、研究・知見の蓄積や情報の発信を絶やさず行っていく所存です。さらに、消費者の皆様との信頼関係を築き、皆様のライフスタイルや価値観に寄り添った形でA2ミルクをお届けしてまいります。
結びに、本年がA2ミルクと乳業界全体のさらなる飛躍の年となりますよう、心より願っております。引き続き、当協会の活動に変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
令和7年1月1日
一般社団法人日本A2ミルク協会
代表理事 藤井 雄一郎